入院中の父から学ぶこと

昨年末復職前に帰省して以来、父とは会えておりませんが、その後いろいろ進展がありました。
まず、障害者手帳2級、要介護4の認定をうけました。これでいろんなサービスが受けられることになります。そして、心配していた退院後のことについては、母が自宅介護するという決断をしました。来週には病院のリハビリ担当者、ソーシャルワーカー、加えて自宅近くの脳神経外科に所属しているケアマネージャー、病院の紹介による自宅改修業者の方が自宅にきていただき、今後の自宅介護の相談に乗ってくださる予定です。肝心の父はというと、まだ胃ろう、気管切開の穴はふさがれてはおりませんが、少しずつ回復してくれています。歩くのは無理かも、と思っていましたが、本人は「歩きたい!」と強い志を持ってリハビリに取り組んでいるようです。昨年末と比べると、少しの介助でだいぶん上手に身体を前に進めることができるようになってきたよう。
先日父のお見舞いにきてくれた叔母が、父のリハビリに取り組む様子をみて「逆にこちらが勇気や元気をもらうわ〜」とつぶやいていました。幸運にも認知症失語症の症状はないので、コミュニケーションはほぼ以前とかわらなくとれます。私が感心するのは

  • 一番心配していた鬱症状がないばかりか、逆にとっても前向きで愚痴ひとつ言わない姿勢。リハビリ担当者やお見舞いにかけつけてくれた方々が声をそろえて父の姿勢に感心していること。
  • お見舞い客が非常に多い、ということ。仕事で第一線を退いてからしばらく経つのに、仕事でお世話になった、という部下の方、取引先の方、仕事上はつきあいがなかったのに縁はあった会社社長様、などなど、皆さんが心のこもったお見舞いをしてくださることに驚きます。。。

これからいろいろ大変なこともでてくるでしょうが、病気をしたからこそ気づくことができた幸せなこと、もたくさんあります。少し光がみえてきたかんじです。