1歳を目前にして、はじめての入院

母子ともに体調がいまいちだった3月。まずはハハがひどい風邪(熱・鼻・咳)でダウン。そして軽い中耳炎がなかなか治らなかった我が家のゼロ歳児にも母の風邪がうつってしまいました。さらに悪いことに息子の熱の方はなかなか下がらず、機嫌はずっとよかったので最初は風邪がなかなかなおらないなぁ、と軽く考えていたのですが、かかりつけ医から紹介してもらった都立病院でとったはじめてのレントゲン写真で、肺のあたりにうす〜く白っぽい影が映っていました。診断結果は「気管支肺炎」。入院するはめになってしまったのでした。ハハに風邪をうつされたのが原因か…可愛そうな息子。ダメ母です…。
結局、3月13日(金)から、19日(木)まで一週間入院。日曜日には仙台から義母に応援にきてもらい、家事の一切を手伝ってもらいました。息子にとってのはじめての入院生活は、わたしたち夫婦にとってもはじめての体験。なかなか考えることの多い経験となりました。

  • 24時間面会OK,でも泊まりはNGの不思議

小児病棟は24時間面会OKなのですが、病院としては泊まりはNGという原則。ゼロ歳児をひとりっきりにしておくわけにはいかないので、夫と私で24時間体制で看病したのですが、泊まりはNGだからか、もちろん付添用ベットなんて気の利いたものはありません。パイプいすがふたつのみ。しかも、パイプいすを並べて身体を横たえてもいけないのです…(それを知らずに初日に早速看護婦さんに叱られました)。あくまで面会なので、体を横たえると泊まりになる、ということなのでしょうか。しょうがないので座った姿勢でじっと耐えるのみ。病院にとっても子供に親が付き添っている方が安心でしょうから、もうちょっと配慮してくれるとうれしいのですが…。
少し年齢があがると夜は付添なしで子供も寝てくれているようでしたが、我が家のゼロ歳児、だいたい2〜3時間に一度は起きます。夜寝ている隙に少しの間親が席をはずしたら、檻に入れられたゴリラの如くベットの柵につかまって泣き叫んでおりました。共働き夫婦が多いからかなかには日中もひとりっきりの子供もいましたが、特に小さい子供ほど“サイレントベイビー”という言葉が当てはまるような様子でちょっと胸が痛くなりました。かくいう我が家も私が育休中&義母の応援があったからこそ24時間体制で付き添うことができたのですが、状況が違ったらそうはいかなかったかもしれないですね。。。

  • 同室の親&子供たち

6人部屋で4人ほど入院しておりましたが、だいたいが気管支肺炎か熱性痙攣の子供たち。中にとある事情で親がなかなか付き添えない1歳数か月の幼児がいたのですが、そのお世話にきたお祖母さんがおっかなかった…らしい。病気ですっかりママっ子になった息子は、私が夕食のため席を外し夫が世話をした一時間弱ほどの間、ずっと泣きっぱなしだったのですが、その泣き声が気に入らなかったらしい隣のベットの付き添いお祖母さん、夫にナースコールを強要。看護婦さんを呼んだところで母恋しさに泣いているだけなので泣きやむはずもなく、そのあとも泣いていたらしいのですが、今度はそのお祖母さん自ら看護婦さんを呼びに行ったらしいのです。かくして看護婦さんは2回も呼び出され、そして夫からの「帰ってきてくれ」メールが私に届きました。
子供が泣くのはある程度仕方がないしお互い様、だと思うのですが、いろんな親(祖父母)がいるので気を使いますね。この対応にちょっと凹んだ夫が可愛そうでした。ちなみにそれ以外の同室の方はいたって優しく、子供への接し方なども素晴らしく感心しました。

  • 小児科医は、なぜこうも優しいのでしょう

担当の先生は、おそらくわれわれ夫婦と同世代の男性でしたが、ひじょーに優しい先生。説明もわかりやすく、とっても満足のいく対応をいつもしてくださいました。あぁ、こんなプロフェッショナルな仕事が私にできているのだろうか、と、ちょっとわが身を振り返って反省してしまいました。

今回の入院では、なにはなくとも健康第一!!!を実感。子供の健康だけでなく、自分も健康でなくては看病もできません…。休職期間中の目標に、「体力作り」を加えたいと思います。