対照的なふたつの連絡

産休中の身ながら、職場LAN環境につながるこのご時世なのでメールチェックはしています(休職中というのにmandatoryのe-learning受講催促などもあるので…)。ここ最近であった連絡というと…

  • 割り増し退職金のオファー

1月に組織移動があり一言挨拶したことくらいしかない上司から要件のかかれていないメールがきたので怪しいとは思ったのです。休職中は声がかかるよ、と女性の先輩方から聞いてはいたものの、「思ったより早くキタ!」(苦笑)。ちゃんとした計算式は電話で教えてもらえませんでしたが、ざっと通常の2.5倍くらいの金額といったところです。噂にきいていたほど多くはありませんでした。産休中はお給料が出ているし、そのあとの給付金も雇用保険から出るので、金額だけで検討するにはちょっと…。
こういう話、伝えるほう(上司)も気を使ってか現在こういうプログラムがあるという単なる情報伝達、と前置きしたり、復職後のキャリアインタビューのようなものまでしたり…。そんなことなら上司からの連絡ではなく事務的に人事からメール連絡方式(個々人別の金額計算つきでがわかりやすい)にしたら辞めたい人は辞めるだろうに、などと思ってしまいました。
それにしてもやっぱりこういう連絡は気持ちのいいものではないですね。そもそも産休中は法的にも社員を退職させることはできないはずですし(自主退職という形になればいいということなのでしょうが)、臨月の妊婦にこういう話をして万一体調的な問題が発生したら訴えられたりしないのかな。訴えるにしても電話連絡だと録音でもしていない限りEvidenceも残っていませんが。このあたり、訴えられないように会社としての連絡マニュアルなんてあるんだったりして…、とよからぬ想像をしてしまいます。

  • 海外コンベンションのインビテーション

昨年営業成績が100%を超えたので、ご褒美の海外旅行の案内が“Congratulation"で始まるメールで送られてきました。が…出発予定日が出産予定日の2-3週間後なので、行けるはずもなく、涙ながらに欠席の連絡。せめて金一封とはいわずとも、コンベンション中参加者に配られる参加景品だけでも送って欲しいものですが、欠席者にはな〜んにもありません〜。はぁ…。

以前にも書いたような気がしますが、私の勤めている会社はよく「女性が働きやすい会社ランキング」上位にくいこむ会社。でも実際自分が休職にあたってのいろいろを経験すると、理不尽だと思うこともあり、そうとうキャリア志向(産前産後休暇だけで復職する、とか…)でないと本当に「働きやすい」会社とはいえないのではないか、などと感じてしまいます。会社の問題だけでなく、保育園の倍率などをみても「厳しいなぁ…」と感じてしまいます。「女性が働きやすい」ってどういうことなのか、大きなテーマですね。