一戸建て住宅のメンテナンス事情

産休で里帰り中の我が実家は築12年。いろいろとメンテナンスが必要な時期にきているらしいのです。
お昼ごろ“ピンポーン”とチャイムが鳴り、受話器口で応答している母の表情がミルミル曇るので何事かと思いきや、排水管清掃の飛び込み営業でした。なにやらご近所で排水管が詰まり、下水が溢れ出て近所から苦情にもなったそう。その対応ついでに(清掃の騒音を謝りがてら)業者が営業をしていたようなのです。そこそこ大きい新興住宅地が二つならぶ我が団地で既に40件ほど対応したらしく、今日はうちの裏4件ほどを終えて、我が家の通りにもきたという訳です。
その話をきいて『胡散臭いなぁ』と横で思ったものの、下水が溢れ出たという話は危機感を煽るものがあり、結局清掃をお願いすることになりました。ちなみに価格は定価2万8千円、と言われたのですが、母が値切って2万円、となりました(後でネットで調べたら、一戸建て住宅の排水管洗浄の相場はだいたい2万円前後のようですね、まぁ、悪徳業者ではなかったようです)。
ついでに業者のお兄さんから自分でできるメンテナンス方法などを教えていただきました。

  • たまに(盆・正月など)排水口の上流から下流(我が実家の場合はお風呂→台所→洗濯機→トイレと排水管が続いています)に向けてホースで勢いよく水を流して洗浄
  • 特に台所と洗濯機のところは油汚れが詰まりやすいので注意(黄土色の塊になってます・・・)。お風呂のところは湯垢や石鹸の油が詰まりやすい。トイレは一般的に排水管自体が太いので、実はそれほど詰まらない
  • 市販されている化学薬品での洗浄は、固形のものよりもジェル状の液体洗浄の方が強力なのでお薦め
  • 業者に洗浄を依頼する目安は3〜5年(真偽はわかりません・・・)
  • 雨水の排水口は泥がたまるので時々取り除く。夏場は蚊がここから発生しやすいので、ハイターを数的垂らすと効果あり!

だそう。他にこちらの全国管洗浄協会のホームページに、メンテナンス方法の詳しい説明がありました。
機械での洗浄作業を見学させてもらったところ、たしかに油の塊などが出てきて、洗浄前・後では明らかに違いましたが、思ったほどではありませんでした。自分で洗浄メンテナンスをしっかりしていれば、10年に1回くらいでよいのでは??という感じです。家族構成=油を使う量などによっても汚れ具合は違うようなので一概にはいえませんが。我が家の場合、いつもは両親二人暮しなのでそれほど汚れる使い方はしていないと思われます。
ちなみに我が家はお風呂場からの排水管が床下をとおっているので、排水管自体の対応年数が気になり調べてみたところ、硬質塩化ビニール管で40年(ほかの情報はこちら)のようです。管自体の交換はそれほど気にしなくてよさそうです。それより前に、家の屋根・壁の吹きつけ(雨漏り防止)をそろそろ検討しないといけないみたいで・・・。ちなみに吹きつけ作業は一度大手住宅メーカーに見積をとったら130万だったそうですが、今日の業者は100万以下(手塗りで3回、かつ品質のよい樹液塗料使用)と言っていました。
住宅のメンテナンスって、いろいろと考えないといけないことがあるのだなぁ・・・、と借家住まいの私には勉強になった一日でした。