もののけ姫の森でも、ひたすら歩く

愛車ヴィッツ

屋久島3日目も早起き。今回はツアーに申し込んでいたわけではないけれど、朝食はお弁当にしてもらい、昼食もお弁当をホテルで手配。6時半にはチェックアウトを済ませ、昨晩借りておいたレンタカーに乗り込む。初日は白のヴィッツだったのですが、今日は新車水色のヴィッツで気分もワクワク。朝早いほうが人は少ないし、気持ちいい。
目指すは宮崎駿の映画のモデルになったもののけ姫の森、白谷雲水峡。
白谷入り口に着くと、まだ朝が早いからか、駐車場の車もまばら。車を降りると、駐車場のガイドのおじさんが近寄ってきたので駐車場料金の支払いかと思ったら、そうではなかく地図が載ったガイドの紙を渡してくれ、さらにいろいろと説明してくれました。親切だなぁ。
白谷雲水峡は短時間コース・長時間コース、いくつか選べるので、さて、どう歩き始めようか…と思っていると、旦那がスタスタ歩き始める。どうやら頭の中に地図が入っているらしい。ここはおまかせで、ついて歩くことに。そうこうしているとひたすらつらい道になるじゃぁないですか。あれ、昨日より楽なはずなのに…、と思っても後悔先に立たず…、一番大変なコースを選んでいたのでした。そうして目の前にはまたまた杉杉杉。たくさん見すぎてありがたみが薄れてきてしまいました…。とはいえいろんな杉があってやっぱり面白い。白谷雲水峡の一番は、三本足杉かな。

2時間半くらいかけて、白谷小屋に到着。ここからさらに行くともののけ姫の森。それにしてもこのあたりには屋久鹿がたくさん。切り株をはっと振り返ると、そこにも鹿が。かわいいですね。

もののけ姫の森は、一面苔ワールド。雨が降った後だと、苔が湿ってさらに美しいのだろうなぁ、と思いつつ、写真をパシリ。

写真家が撮っているような美しい緑色にならず、露出補正をしてみたり試してみましたが、断念。日差しの強さ、時間とか、水量とか、条件が重ならないと駄目なのかな。まぁ、私の腕がよければもっと上手に撮れるのでしょうが…。
苔ワールドを通り過ぎるとまたまた登山道。岩場をせっせと登り、辻峠へ。ガイドブックに従い、ここにリュックを置いて、いざ、太鼓岩へ向かいます。昨日ガイドさんから仕入れた情報によると、太鼓岩は本当に音がなる場所があるのだそう。どこでも音が鳴るわけではなく、岩の下が空洞になっている部分があり、そこだけよい音がなるのだそうです。それを楽しみに上るのですが、これまた急な登山道。息もあがりかけていたところに、すれ違った方から『もうすぐですよ』と声をかけていただく(自然の中で出会う人はみんな優しい人ばかりですね〜)。そして、最後の岩を登ると急に視界が広がり・・・・

高所恐怖症の人にはたまらない光景が広がるのでした。岩自体は狭く、あまりたくさんの人が乗れる広さではありませんが、運よく私たちが到着したときはほとんど人がいませんでした。いや〜、気持ちいい。ん、でも太鼓のなる場所がわからない…。何箇所か叩いてみるが、鳴らない…。う〜ん、こういうときにガイドさんがいるとなぁ、と思っていたら、、先ほど白谷小屋ですれ違ったガイドさんが到着し、叩いているではありませんが!なるほど。どうりで太鼓岩なのですね。
眺めを堪能し、いざ、帰路へ。といっても、来た道と違うコースだったので、これまた楽し。岩肌を削って滝になっていたり。

昨日の縄文杉コースとは違ったトレッキングを味わえたのでした。たっぷり楽しんで、時間は15時。今日のお宿はモッチョム岳のほうにある屋久島いわさきホテル。温泉につかり、汗を流して夕食は外へ。地元の郷土料理を味わったのですが、私は運転しているので飲めず、残念(旦那さんだけ横で気分よさそうになっていました…)。今晩もやはりぐったり疲れて、夜はすぐに寝てしまったのでした。