中竹監督(早稲田大学ラグビー監督)から学ぶもの

ラグビーをちゃんと欠かさず観戦したのは今期がはじめてですが、スポーツから学ぶことって多いんだなぁ、と改めて実感。
好きな番組のひとつ「情熱大陸」で、今日は中竹監督が紹介されるというので夫婦揃って時間前にテレビの前に。前任の清宮監督のことはいろんなメディアから知ることがあったけれど、中竹監督のことは全く知らなかった。旦那さんからの情報によると(実は中竹さんは旦那さんと同じ年齢)、福岡大を中退し早稲田に普通入試で入学し、ラグビー部では3年までレギュラーではなかったのに主将に抜擢され準優勝にまでチームをまとめあげた人だそう。番組をみて、清宮監督とは全くアプローチでのチーム作りをしていたことをはじめて知りました。以下、番組ホームページから中竹監督の言葉を引用。

どんなリーダーが来ても
それをきちっと支えてあげるフォロワーが成り立ってる組織ってのが
一番強いなってのをずっと感じてたんですよね。

例えばキャプテンが怪我しても
他のやつがポッと代わった瞬間に
組織がまだ存続できるチカラを持つためには、
リーダーシップで作る組織よりは
フォロワーシップで作る組織のほうが
断然、地に足が着いてるなってのを思ってたんで。

(自分は)
『リーダーが要らない組織を作り上げる』ためのリーダーだなと思ってたんで。

むむ、深い。。。。
スポーツ雑誌、Number670号はラグビー特集。タイトルは「ラグビー 猛き光芒。」

これを読んでも昨年までの組織作りとは違い、選手が“自分で考えること”をし、チーム内で意見を言い合いコミュニケーションをとろうとする様子が伝わってくる。曽我部くんがタックルに行く姿ができるまでの背景を知ると、今期の早稲田ラグビーが目指したものがなんとなく見えてきたような気がしました。
ラグビーはチームスポーツ。チーム=組織をいかに作るか、個々人が役割を果たすためにどう行動するか、監督であるリーダーがどのようにその中で振舞うのか。フォロワーシップで作る組織を目指す中竹さんの有り方には大いに問題提起され、また、共感するものがありました。