台風直撃!の中、我が心のふるさと・鹿児島へ

とうとうやってきました。台風です。交通機関が泊まる前にと早々に指宿を出発(昨晩砂風呂体験しておいてよかった)。いざ、列車で鹿児島中央駅へ。

途中、和泉薩摩駅を通過。来年のNHK大河ドラマ、「篤姫(あつひめ)」ゆかりの地だそう。約1時間で鹿児島中央駅に到着。おそらく10年ぶりの中央駅はあまりに変わっていた。観覧車があるし、なにやら鮮やかな駅ビルまで建っている。昔はこんなんじゃなかったな〜(こういう私は随分年をとってしまったと言う事ですね)。早速荷物を駅のコインロッカーに預け、台風が来る前にと私が育った小学校・中学校を訪ねることに。天文館から鹿児島交通の路線バスに乗り込み約30分。いやぁ〜、見えてきました、団地の入り口が!XXニュータウン。感激です、だって17年ぶり。記憶がおぼろげで、どこで降りていいかもわからず、運転手さんに質問しながら三丁目のバス停で降りる。と、またびっくり。なにやら同級生の母上らしき人が手を振って待っているではないですか(涙)。びっくりしながらご挨拶すると、わが母から娘が訪ねますと携帯メールがきたので、有無を言わさずバス停まで迎えに来てみた、らしい。ご好意に甘えて学校まで車で連れて行ってもらいました。やっぱり故郷の人はやさしいなぁ。小学校・中学校は隣同士にたっているのですが、雰囲気はまったく変わっておらず。小学校には「かしこく なかよく たくましく」「負けるな うそを言うな 弱いものをいじめるな」の看板が。変わっていません。

悪天候の中ひとしきり想い出にふけりました。
いよいよ天候が悪くなりそうだったので、後ろ髪をひかれつつ天文館へ戻る。といってもせっかく鹿児島にきたのだから、と、相変わらずアクティブな旦那にひきづられ、桜島フェリー乗船口へ。案の定”欠航”。まぁ、無理に渡って帰る船がなくなるよりもよかったかも。雨がひどくなり、屋久島用に買ったまっ黄色のポンチョがここで初めて活躍しました。
今晩のお宿は『城山観光ホテル』。タクシーで向かい、即お風呂へ。ここのお風呂は桜島を一望できる”薩摩乃湯”が自慢なのですが、こちらも台風で閉鎖(涙)。でもまぁさっぱりしていざ夕食へ。

夜は予め予約していた『吾愛人(わかな)』天文館本店へと向かう。ここのお店は、旦那さんが会社でお世話になっている方の親戚さんが経営されているということで、ご紹介いただいたところなのですが、郷土料理が美味しい!特に黒豚しゃぶしゃぶ。絶品で、鹿児島にくる芸能人が必ず立ち寄るといいます。納得!溶岩焼きというのもあって、桜島あつあつ溶岩の上で、黒豚をジュ〜っとしていただく。こちらも美味!

ちなみに吾愛人という店名の命名は、鹿児島人なら誰でも知っている郷土文学作家 椋鳩十(むくはとじゅう)氏によるものだそう。私も小さいころ読書感想文は椋鳩十さんの本で書いた記憶があります。片耳の大鹿とか....。なつかしいなぁ。
そして2件目は社長のお誘いをうけて、『しろくま』を食べに"SUNNY PUBLIC MARKET"へ。鹿児島といえばしろくまです。(といっても私は小さい頃カップアイスでしか食べた記憶がない。ので、今回の流行で食べることをとっても楽しみにしていたのです。)しろくまって何?という方、こちらです。

迫力満点、ボリューム満点、お味も100点、というわけで、鹿児島にお越しの際は、ぜひしろくまをご賞味ください。それから、東京ではほとんど手に入らない、もしくは高すぎて手が出ない名酒『森伊蔵』までご馳走していただいてしまいました。こちらも美味しいとオススメをうけたのは『蛮酒の杯』。たしかに☆

こちらのお店は鹿児島にはめずらしく(?)夜遅くまでお茶することもでき、sweetsも充実して、しろくまはパウダリースノー。お酒を飲みながらゆったりした時間も過ごせる、ということで、オススメです。地元に貢献しているお店ですね、素晴らしい。
社長さんには見ず知らずの私たちにとっても良くしていただき、そのホスピタリティには本当に頭が下がりました。この場を借りて、お礼申し上げます。
台風であったにもかかわらず、あたたかいおもてなしをうけて、鹿児島の夜を満喫したのでした。