脳科学者 茂木健一郎氏の講演を聴く
仕事で北海道へ。カンファレンスの基調講演で、茂木さんの講演を聴く機会がありました。茂木さんといえば、NHK木曜10:00「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組の司会ぶりが見事で、気になる存在でした。
期待を裏切らないプレゼン。チャート使い、語り口、テーマ、全てにおいて素晴らしかった。記憶に残っているkey wordを3つ…
1. utility(dorpamine) = reward + action
dorpamineはどのように我々の行動を変えるか?actionすることにより報酬が得られ、満足度(効用)が高まり、またactionへとつながる。
2. serendipity (セレンディピティ)
偶然幸運に出会う能力。action(行動)→awareness(気づき)→observation(観察)→understanding(理解)→realization(実現)のルーティーンを回すことにより、serendipityが訪れる。気づくための心の空白・余裕が必要。
3. 不確実性への適応戦略
不確実なことに遭遇した際、積極的になれる人は脳がうまく動いている。secure base(安全基地)をどれだけ多く持てるか。secure baseで感情を育み、探究心がうまれ、不確実性への積極的な対応ができる
ところで茂木さんは「脳と仮想」という著書で”小林秀雄賞”を受賞しているのですね。読んでみたいと思います。
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/09/22
- メディア: 単行本
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